歪な生き方で
歪なまま
生きていく
正そうとするのも素晴らしい
そこから生まれる美しさがあるから
それでも
僕達は歪なままでも美しい
そう決まっているんだ
*
*
全てを美しくすることだけが、
美なのだろうか、とも思うのです。
自分を歪だと憎み、
歪さを忌み嫌って求める美だとするのなら。
バロックパールは不揃いで歪ですが、
控えめながら照りは美しい。
なんというか、
美しくなければ表現が出来ないというのなら、
きっと、
あの歌も生まれていないだろうと思うのですよ。
苦しんだり、悲しんだりしたその先に、
美しいものってあったりすると思うから。
美しくありたい、
と目指すその姿が一番眩しかったりするんだよね。
憎んだり愛したり、
疑ったり信じたり、
裏切ったり守ったり。
それでいいよ。
酒や女や男や美味しいもの悪いものに溺れて、
体を壊して、
心を壊して、
とてもじゃないけど
褒められない生き方をしても、
あなたがそれで笑って生きているのなら、
それは美しい生き方で、
だからあの歌も生まれた。
本当は愛したい。
そんな美しさを求めてる。
私は
清濁飲み込んで壊して作る。
誰にも理解されなくても、だ。