ほんねとたてまい

物作り屋さん「たてまい」のやらかしてるこころのハナシ

itは一日にしてならず

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こんばんは。

たてまいこです。

 

ものすごい久しぶりの更新です。

なんと前回の記事から222日以上ぶり!

 

必要な人、私のことを好きな人にだけ読んでほしいなと思って

はてなブログを開いて

その記事を久しぶりに読んだ。

 

norain.hatenablog.com

 


もう、あれから

半年以上経つんだ。

 

丁度、この頃から水面下では続いていたけど

なかなか降りられなかった舞台が

先日の新月を迎える頃にようやく幕を閉じた。

物語っぽく言うとそんな感じ。

 

もう思ったよりも私は前を向いている。

きっとあなたもそうだろう。

 

 

先週、初めての企画展

「ただ出す展」を

natural outputs!!という表現団体として

開催しました。

 

余韻が良すぎたので

なかなか言葉に出来なかった。

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動き始めたのは恐らく

まだ暑い夏の頃。

 

その時はメンバーのさっとんと香凛さんが

居場所作りという共通項で

話を進める中

なんとなく側にいた感じだった。

 

 

わたしは2人のような素晴らしい志はなく

役に立てるならその場にいて

空気を良くすることくらいか…

なんて考えていたので

まさかこんな事になるとは。

 

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どうして展示をするに至ったのか

また3人で話してみないと思い出せないくらいなのだけど、

 

こういった表現をしたいと思ったきっかけは

今のfacebookのプロフィール写真を遠藤アスミさん(スタジオクム)に

撮影してもらってから。

 

歌やアクセサリー作りをしているれど

「アーティスト」と名乗ることについてものすごい

私自身向き合い、葛藤した。

 

ただのOLである。

のちのこのただのOLだということすら

大昔の価値観にとらわれていたり

周りの目を勝手に作り出して自分にブレーキをかけているのだと気がつくのだけど。

 

あまりにも美しい作品にしてもらえたことと

何よりもこの結果になるように

人の力を借りたり自分の今までの経験をもとに似合うものを選んだり

自分で動いたというのが大きかった。

周りがこうだから、というのに流されてしまいがちな私が

自分はこうなりたいというイメージを持って

撮影に臨めたこと。

 

そんなことをして結果を取りに行ってしまったら

言い訳ができなくなる。

私はそれにならなくてはいけなくなる恐さ。

 

 

私のそんな安い言い訳と嘘は

アスミさんにはすぐぺりっとめくられて

「まいちゃんのお顔はおしゃれだよ」

「アーティストなんだね。今日はこれからの人がたくさん来てるよ。動き出すから変わるんだよ」

と言われた。

 

その場で私は

まだ自信を持てない

微妙で弱々しい笑顔をしていたと思う。

 

ただ

写真に撮ってもらっただけだ。

だけど

そこに映るのは「未来の私」の姿。

私がなりたい私の姿であって

まだ今は違うかもしれないけど。

 

私は

合同展をする、となったときに

このときの写真をポストカードにする!!

と発言。

 

考えられない。

自分の写真をポストーカードに。

照れくささと恥ずかしさで

「一体誰に需要があるねん!いらんわ!」と

ツッコミを入れたくなるし、実際いれていたのだけど

natural outputs!!のメンバーは

「いいね!」って言ってくれていた。気がする。

 

まったく、器の大きい人達である。

 

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自分自身を商品にしている

タレントさんなら

何も躊躇しないだろうし

私ももともと自信がある人間であれば

何も勇気を振り絞るものでもないのだろうけど

プロフィール画像を後ろ向きにしか出来なかった私には

とんでもなくドキドキすることで

この心境の変化を一番喜んでくれていたのが

メンバーの香凛さんだ。

 

出会ってから

私の揺れ動く様

泣きながら壁にぶつかりながら

のろのろと生きる姿をずっと近くで見てくれていた。

 

お互いに表現に関しては苦しいことも沢山あった。

少しずつ少しずつ

歩いてきている感じがありますね。

 


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そして

今回の私の展示に関して自分で絵も書きながら

ものすごい力を使ってくれたさっとん

最初に作ろうと言っていたものは最終的に彼のおかげで思いも寄らない形に

着地した。

 

その話はまた別で書くとします。

 

何かをしたいな〜という思いがむくむくと成長し始めた頃

特に考えもなしに

「こんな写真が撮りたくて、それ、さっとんに撮ってもらいたい!」と

香凛さんに話したことがある。

なんとなくだ。

彼が写真を撮っているのは知っていて

お花の写真を見ることが多かったのだけど

この人は共感しすぎることなくでも「いいね」って言ってくれそうな気がして。

 

そう、その大丈夫そうな感じがnatural outputs!!なんだと思う。

 

で、本人にも話してみたけど

まだそれは恥ずかしくてお願いできていない・・・

 

電話で展示の打ち合わせをする中、

私や香凛さんの感情的でなかなか言葉で表せないけど大切な部分を

彼は持ち前の頭の良さや

ロジカルさで整理してくれて

今回の企画のパッケージやビジュアル、テーマなど、

文字を使って美しく表現してくれた。

 

私の頭の中にある

景色にかなり近いものを写真でも切り取ってくれている。
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こういうイメージをつかまえたい。

 

こういう、というのを言葉にしたほうがいいのだけど

映像は頭にあるのでそれを頼りにしている。

ちゃんと温度も感じているから

私の中の揺るぎない「it」だ。

 

私が音楽の学校の

作詞の授業で

初めて自分の表現したいものについて向き合った時のイメージ。

 

 

大切な人が目の前にいる

この眼に映る素晴らしい景色と匂いを

形に残したい

 

 

この写真に写っているのは私だけど

そのイメージの中にはもちろん私もいるのだ。

私も、笑顔でないといけない。

 

 

正直、会期中は

個人的に心揺さぶられることも大きくて

「おお、成長させてもらうな」と思う反面

大丈夫だろうか

どうなるんだろうか

こんな私でいいのだろうか

と元気がなくなる場面も多々あったのだけど、

表現をする、展示して形にする、

それを考えること、メンバーの二人とのやりとりや

気づきがあることが

とても楽しくて楽しくて

今回のお試しではつらいことさびしいことを上回った。

忘れていた。

だから私は寂しい一人きりの舞台を降りようと決めたのだ。

 

 

悲しいことも

言葉にして当日出したら

意味があったかはわからないけど

その時間よりもすこし先から

そのころの自分を眺められた気がした。

 

 

 

昨年の春に

世界の入り口のような

とても優しい心をもつ女性に言われた。

 

「たてまいには詩があるよ。その気持を詩にしたらいいよ」

 

伝えるだけが愛じゃない。

伝えられないこともある。

でもみんな繋がっているから

詠ったらいい。

 

言葉はとてもパーソナルなものだから

それを出すのは恥ずかしさがあるけど

今回出してみて

ああこれって

前に進むために必要なことかもなと。

 

ただ出すことの必要性をしっかりと体感した。

 

そんな「itを探す旅のはじまり」

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 旅は始まっている。

まだきっとitは見つかっていないし

時間はかかると思う。

 

この旅をする私の姿で何を伝えられるかな。

 

こんな臆病な私でも

大丈夫 がここにあります。

 

 

是非声を上げて旅に参加してもらえたらいいな。

 

 

そんなとりとめもない

メッセージ。

 

 

 

 

         * * *

 

 

 

 

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